ホウリツ ジホウ
法律時報

巻次年月次 95(3) / 2023.3
ISSN 03873420

 特集記事

  • 刑事事件記録の廃棄を考える : 国民共有の知的資源としての扱いを / 福島 至 / p.1〜3
  • 「罪刑法定主義」は何を要請するのか : 明確性の原則を素材として / 樋口 亮介 / p.6〜14
  • 社会的相当性 / 深町 晋也 / p.15〜22
  • 刑罰の定義 : 拘禁刑の解釈を中心に / 小池 信太郞 / p.23〜31
  • 忘れられた「不可知論」の意味 : 刑事責任判断における「自由意思」 / 佐野 文彦 / p.32〜39
  • 任意性概念の意義から見た任意処分の諸類型 / 川島 享祐 / p.40〜48
  • 論理則・経験則の意義・機能をめぐる現状と課題 / 斎藤 司 / p.49〜57
  • 気候変動に対する司法的保護 : ドイツからの「アミカス・ブリーフ」解題 / 島村 健 / p.58〜62
  • 気候変動をめぐる国際枠組みの経緯と気候訴訟 : ヴィンター教授のアミカス・ブリーフに寄せて / 浅岡 美恵 / p.63〜67
  • 温室効果ガスを排出する火力発電所に対する個人の司法審査へのアクセス : ドイツ法の観点から見た神戸石炭火力発電所に関する考察 / ゲルト ヴィンター;浅岡 美恵【訳】 / p.68〜74
  • 信用の基礎理論構築に向けて(9-1)租税国家の危機 2.0(上)財政・貨幣・金融の連関構造の動揺と再構築? / 藤谷 武史 / p.75〜81
  • 法をめぐるミスコミュニケーション(2-1)親子法をめぐる法と科学技術のミスコミュニケーション(上) / 中村 多美子 / p.82〜86
  • 紛争が戦争とならないために : 領域支配をめぐる対立の制御における国際法の役割(5)国際紛争平和的処理手続による紛争制御の試み : コスタリカの例 / 李 禎之 / p.87〜91
  • 幻の創文社版『憲法綱要』とその批判的検討(3)憲法典・間テクスト性・憲法学 : 2つの『講義』と2つの『綱要』 / 石川 健治 / p.92〜97
  • 憲法訴訟の醸成 : 実務と学説が導く可能性(21)憲法裁判と司法権(上) / 野坂 泰司 / p.98〜103
  • 行政法学のリ・デザイン : 二元的思考を超えて(2-2)行政法における一般法と個別法(下) / 北島 周作 / p.104〜110
  • 平成民法学の歩み出し(19)「保護」から「支援」へ、そして : 大村敦志「消費者・消費者契約の特性」(同『消費者・家族と法』(有斐閣、1999年〔初出1991年〕)) / 原田 昌和 / p.111〜116
  • 著作権法と刑法の語らい(5)ハイスコアガール事件 著作権法における民事と刑事の役割分担に向けて : それにつけても著作権法119条1項は改正されるべきである。 / 金子 敏哉 / p.117〜122
  • 日本的雇用を問い直す(3)労働法が保護の対象としているのは「会社員」だけなのか? : 労働法の適用範囲のあり方を問い直す / 細川 良 / p.123〜128
  • イギリス刑法の現在地(1)「オンラインコミュニケーション」に対する刑事規制の新展開 / 山田 慧 / p.130〜134
  • 浦川道太郎『ドイツにおける危険責任』 / 金丸 義衡 / p.135〜139
  • 服部朗『少年法、融合分野としての』 / 斉藤 豊治 / p.140〜142
  • 労働判例研究(346)私傷病を理由とする休職事由の消滅と合理的配慮 : 日東電工事件[大阪高等裁判所令和3.7.30判決] / 中川 純 / p.143〜146
  • 文献月報 2023年1月受付分 / / p.153〜170